アオハライド第10巻ネタバレ・感想『~不安にさせたくない~』35話・36話・37話・38話
2014/5/23
冬馬とつきあうことにし、キスもした双葉。
洸への気持ちを振り切り、前に進もうとする。
修学旅行の行き先は、洸が中学時代を過ごした長崎。
双葉、洸、悠里、修子、小湊で同じ班になり一緒に過ごす中で──。
アオハライド第10巻ネタバレ
ネタバレ①「流れ星」
菊池とキスをした双葉は、そのことで頭がいっぱいになっていた。
放課後菊池と一緒に帰っていた双葉は、偶然成海に会う。
そして双葉は「前に成海さんに言っちゃった事謝ろうと思って」と成海に謝る。
そして菊池が双葉の彼氏だと知った成海は双葉の洸に対する気持ちが「やっぱその程度なんじゃん」と思う。
だが成海はまだ洸の言葉を聞きたくないと洸からの電話に出ないままだったが、「そういえば洸ちゃん私とおる時笑ってたかな」と思い返す。
菊池と離れ、双葉は電車から降りると偶然洸に会った。
そして角で洸と離れた後、双葉は空を見ると流れ星を見た。
すると洸が「今!流れ星見た?」と双葉のところに戻ってきた。

2人がいたその角は…以前花火大会の帰りに、2人が“あと一ミリまで近づいた場所”だった。
双葉はその場を去り、洸が腕を掴んで引き止めたこと、ガラス越しに手を重ねてきたこと…
流れ星が見えたのも、洸が私の方を振り返ったのではないか と考えた。
そして「いくらでも都合よく妄想できてしまうこんな思いに追いつかれたくない」と、それを振り切るように走った。

そして修学旅行の朝、「校庭に集合している人ごみの中 私が見つけるのはこの人なんだ」と、菊池くんに向かい「おはよう」と言った。
ネタバレ②「修学旅行」
長崎に到着した双葉たちは、同級生の見知らぬ男子たちに「吉岡さんって付き合ってる奴とかいんのー?」と聞かれ、
「あ…はい」と答えると、男子たちに「同じクラスの馬渕でしょ?」と言われた。
するとそこに菊池が現れ「違うよ」「俺と付き合ってるんだよ」と言った。
そして2人きりになったが菊池は黙ったままだったが、「少しヤキモチやいた」「ごめん」と言った。

その2人の様子を見ていた洸だったが、修子に「抑えられる程度の気持ちならそのまま抑えてて」と、双葉のために気まぐれにちょっかい出すのはやめてほしいと言われた。
ネタバレ③「見回り」
その夜、ホテルで洸は飲み物を買いに部屋を出ると、自販機にお金を飲まれ困っている双葉に会った。
だが今から菊池と会う約束をしていることを聞かされ、洸は「ダメ!」と双葉の手を取り小さな部屋に連れ込む。
だがすぐに先生が見回りに来たことを知り、双葉の存在がバレないように、洸は一人で先生に見えるところに出た。
そして双葉は菊池との待ち合わせ場所に向かうが、菊池に、先程の洸との出来事を打ち明ける。
ネタバレ④「洸にとっての長崎」
翌日洸の姿が見えた菊池は、洸に「人の彼女にかげでちょっかい出すなよ」と言う。
洸は「自身ねーんだ?」と返すが、言い返そうとした菊池は友達に止められその場を離れる。
双葉は、菊池くんにこれ以上イヤな気持ちをさせたくないが
洸と話している際も「これならただのクラスメートっぽい?」と悩んでいたが、洸にとって長崎が辛い思い出がある為心配になった。
そこで「私はそばにいてあげられないから」と小湊に洸のことをお願いをする。
ネタバレ⑤「ヒーロー」
小湊は、修子の気持ちが自分に向かないことに悩んでいることを洸に話したが、その時「おまえはなんで吉岡なの?」と洸に聞く。
洸は笑われるとは思ったが「俺にとってヒーローみたいな?」と答えた。

修子と悠里と名前入りのおそろいのものを買った双葉は、
「どうすれば菊池くんが少しでも安心してくれるか」と自分なりに考え
お互いのものをくっつけるとハート型になる名前入りのストラップを菊池くんに渡すと、菊池くんは「すっごい嬉しい」と双葉を抱きしめた。

ネタバレ⑥「夕日」
同じ班の双葉・悠里・修子・洸・小湊は綺麗な夕日が見える場所に来た。
洸も夕日を見て「すげー!」と笑顔になったが…「夕日なんか本当は見たくもない」と言った。
母親と最後に見れた景色がどうしようもなくよどんだ夕日で、「なんで最後くらい」と思ったこと、そして「本当はこんな夕日を見たかった」と言った。
だが「みんなには笑っててほしい」と笑顔で言った。
双葉は人が一つ立ち直る瞬間を見て、昔リーダース研修の時に、5人であの朝日を見た瞬間に「巻き戻してみたい」と思った。

アオハライド第10巻を読んだ口コミ・感想
双葉の、菊池に対する「不安にさせたくない」という気持ちが前面に出ている巻でした。
やましいことはしてないので菊池に洸のことを伝えたと描いてありますが、果たして本当に伝えることがいいのか難しいところでもありました。
何も無かったのに伝えるということは、やはり洸のことが好きということを伝えているのも同然なので、私は伝えなくてもよかったのでは…と思ってしまいます。